観るのに720時間かかる映画『Ambiance』の72分の予告編
2歳で亡くなられた息子さんに向けた、メモリアルなのでしょうか?
ちなみに記録される中で最も長い映画は、ビョルンスティエルネ・ロイター・クリスティアンセンら複数の監督による、2011年公開のドキュメンタリー映画『モダンタイムス・フォーエヴァー』が挙げられます。
上映時間は240時間ですから、見終わるまでに10日かかる計算になります。有名な最長映画『キュア・フォー・インソムニア』の87時間より、153時間多いですね。テレビの『いきなり! 黄金伝説』とかでチャレンジしてはどうかと思えるほどです。
もし『アンビアンス』が正式な映画として認められれば、間違いなく世界最長の映画として記録されるはずですが、このフィルムは2020年の全編公開を終えると破棄されるのだそうです。映画というよりは、ウェバーグ監督のアート活動として行われるプレミア・イベントと考えたほうがいいのかも。そういう意味では、公式の映画記録として認められるのは難しいかもしれません。
そんな『アンビアンス』の公開スケジュールですが、2016年に7時間20分の「短い予告編」が公開され、2018年には72時間の「長い予告編」を公開。そして2020年に「720時間の全編」が公開される予定となっています。
前人未到のフルムービーを記憶に刻み込みたい方は、2020年12月31日のプレミア公開に合わせてコンディションを整え、30日間不眠不休で視聴することをお勧めします。